うるし屋若女将の能登日記

2007年03月15日

日本人の和のこころ

3月と言えば、婚礼シーズン突入!一年のうち

10月についで結婚式の多い月でもあります。

当店でも披露宴の引き出物のご相談を良く受け賜りますが

今日は引き出物ではなく、『名披露目』(お土産品)

ということについてお話します。



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かつては結婚式後に花嫁をご近所に紹介する時、

花嫁の名前を入れた風呂敷に品物を包み

あいさつ回りをしたところから始まったと言われています。

品物としては、軽めのお気に入りの品に

花嫁さんの名前を熨斗紙に書いて

『花子です。どうぞよろしく』と言う具合に・・・

用意する時期は、道具収めの時に一緒に新郎宅に収めます。



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(加賀友禅風呂敷)





でも最近では、日本人の『もったいない』意識から

見直されだした風呂敷に人気があります。

日本の包むという感覚は風呂敷がベースにあると思いますが

この和風感覚を日常の生活にどんどん取り入れていきたいし、

大切にしていきたいですね。



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