うるし屋若女将の能登日記

墨で繋がる墨縁

2008年11月10日

遠い夏の記憶・・・

         今日、私宛に届けられた小包・・・・

         心当たりがないまま開けてみると、それは紛れもない

         今年の夏「日展」へ初出品した私の作品でした。(苦笑)

         勿論、入選なんてするわけがないので、人の目に触れる

         ことの無かったこの作品、ああ〜、いや、審査員の方

         だけには見ていただきましたが、(汗)巻子に表具された

         のを目にするのは当の本人、私も初めてです・・・

         

         思い起こせば、暑い真夏の夜に半べそをかきながら

         仕上げた303の文字に全身全霊をかけた「夏の思い出」です。

         今思えば懐かしく、この作品には愛おしさをも感じます。

         

         私には高すぎた峰でしたがこうして足跡だけはしっかと

         残った訳で、お恥ずかしいですがこれも私の中での記録

         としてここに残したいと思い記事にさせていただきました。

                   <m(__)m>

 

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2008年05月17日

一年間の集大成!

               

                趣味と実益を兼ねて始めた書道ですが、これがまたなかなかモノに

                ならなくて困っています。(苦笑)というのも、本来は熨斗紙に筆で

                さらさら〜とお名前を書きたいと思うのですが、いつも女将に頼りっ

                ぱなしで若女将reikoは逃げ腰です・・・トホホホ

                でも書道教室では一年に一度、おさらい会として書作展たるものを

                開いていて、ただ今開催中です。私の作品はお恥ずかしくてお見せ

                できませんが、何を書いたかと言いますと、阿弥陀経の一節でタイトル

                は「微妙香潔」としました。

                

                        池の中の蓮華、大きさ車輪のごとし。

                     青き色は青き光、黄なる色には黄なる光。

                     赤き色には赤き光、白き色には白き光ありて、

                     微妙香潔なり。




                と書きました。阿弥陀経の一節と聞くと重く感じますが、私的には

                フィーリィングで選びました。・・・・こんな動機だとしかられちゃいますか?

                いや〜いろんな色がカラフルに光り輝いている様を想像しちゃい、単純に

                お経の中にもこんな素敵な一節があるということを知ったからです。

                書体は篆書で書きました。あははは〜やっぱり商売とはかけ離れています。



                  場所:七尾産業福祉センター2F

                会期:5月19日まで

                時間:am10:00〜pm6:00最終日は5:00まで

                入場無料




                私も会場にうろうろしていますのでよろしければ「reikoさんいますか?」

                とお声をお掛け下さい。美味しいお茶でおもてなしさせて頂きま〜す。

                   *:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:゚・:,。*:..。o○☆゚・:,。





        



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2008年04月19日

石川の芸術!

           

            昨日は午後よりお休みをいただいて金沢の21世紀美術館へ

            行って来ました。

            通称「現美」正しくは「現代美術展」を見にお友達のsさんと。

            お友達と言ったら失礼かな?お年はう〜〜んと年上なので、 

            人生の大先輩です。

            二人で電車に揺られみかんを食べながらのんびりと遠足気分です(笑)

            たまにこんな時間を過すのもいいものですよ!

            石川県には伝統工芸という名の輪島塗や九谷焼、加賀友禅といった

            素晴らしい文化が息づく街です。作家活動されている先生方は勿論、

            その息吹を一生懸命受け継いで行こうとしている卵ちゃん達の個性

            豊かに表現された作品も所狭しと展示してありました。

            若女将reikoもお勉強、お勉強!

             

            夕方からは「芸文協・春まつり2008」と題したものにも参加を

            してきました。県内の芸術・文化に携わる41の団体からなる会です。

            ざっと、1300人が集結。うひゃ〜!文化市民として一層貢献していきましょう

            というものです(苦笑)う〜ん・・・私には少し場違いかしら?・・・・

           

            アトラクションとして雅やかな演奏を披露して下さった県箏曲連盟の

            方がたです。そうですね〜若女将reiko、芸術人にはほど遠いですが

            この舞台で「七尾まだら」位ならご披露できますぞ〜(爆笑)

            お笑いも芸のうちとも言いますので、この舞台で以前の記事でご紹介

            した「七尾まだら」を披露すればきっと笑をとること間違いなし!

            なんだけどな・・・・・(*´艸`)   

            な〜んてお料理を頂きながらもの思いにふける若女将reikoでした。





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2008年01月06日

書初め!

                     

               今日は朝からドタバタと焦りっぱなしの若女将reiko(汗)。

               実は、今日は書道の新年会!段取りの悪いのは今さら・・・

               ですが(苦笑)よくよく考えてみると今日は、美容院がお休み。

               え〜いっ!と勢いと気合いでどうにかセットと着付けを自分で

               仕上げアタフタとしながら出向いた先は以前ご紹介した「叶」

               さんでした。

               

                    マイ箸持参で美味しいお料理に舌鼓・・・・

              ただ、この新年会は書道の新年会!やはり年の初めの書初めを・・・

              と言うことで、この席ではいつも、恒例の「席上揮毫」(せきじょうきごう)

              という事をします。「席上揮毫」とは用意された漢詩をお仲間達が一人、

              一文字づつ筆をもって大きな紙に書き込んでいくお遊び(?)

              どんな文字が自分の番に回ってくるのかハラハラ☆ドキドキ☆です。

              まるでロシアンルーレットの様ですね〜(笑)

               

              書いているときも外野の声が飛び交い、和気藹々としたムードの中

              席上揮毫は繰り広げられます。

              新年早々、心臓に良くないですが、出来上がったのがこれ!

               

              立派な作品となりました!皆それぞれ、思い思いの書風で仕上げた

              作品には書き手の心情があり、それがとても楽しく見え隠れします。

              今日ここに集まった仲間は私にとって皆「墨縁」で繋がった仲間達・・・

              この仲間達とまた一年、切磋琢磨しながら墨縁を深めていきたいです。


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2007年08月22日

原稿作り

                    夏休みも終わりに近づくと、新聞紙を広げ、
                    墨の香りを部屋中に振りまいて、汗をかきかき

                    夏休みの宿題、「お習字」をした覚えありませんか?

                    昨日はまさに、その状況に追い込まれていた私・・・
                    「熨斗紙にスラスラ名前を書けたらいいな!」と
                    趣味で始めた書道、秋の作品展に向けての
                    原稿作りの締め切りに追われ少々焦り気味・・・ 
                    いや、十分焦っていました。(笑)

                       
                    「書道に原稿作り?」と思われるでしょうが、
                    書道にも、デザイン=書体や、配置など原稿

                    という物を仕上げてから、書き込んでいきます。
                    作品として仕上げる時は、輪島塗でも、
                    九谷焼でも、みな同じだと思います。

                    何事にも下準備が大切だと言うことですね。

                        

                    上の写真の印も自分で彫りました。

                    印材(石)にも原稿を作ってから、印刀を

                    使って彫っていきます。

                    印も作品を仕上げる道具の一つで、

                    大切な役目をしてくれます。

                    女性がお化粧して、仕上げに紅をさすとでも

                    いう様なものでしょうか。



                    なぁ〜んて偉そうなコト言ってますが、ここで

                    お披露目出来るようなシロモノではございません

                    ので、あしからず・・・・















2007年06月01日

現代美術展in七尾

こんにちは〜!

今日は午前から七尾美術館において第63回現代美術展の会場式に出向きました。

美術館に続く小道では『ホーホケキョ♫♬』

とうぐいすの清々しい鳴き声が響いて、なんとものどかな風景でした。

genbinanao4








genbinanao1'













七尾展は巡回最後の締めくくりの会場とあって大勢の来賓の方や出品者でにぎわいました。


genbinanaogenbinanao2







今回の現代美術展は、本展(金沢)の搬入日前日があの3.25の能登半島地震でした。

その為、今回の出品数は大幅に減るのでは・・・と関係者は思ったそうですが、

減るどころか出品数は前年数を超えたそうで、そこには美に対する執念が今回の

出品者にはあると言われています。

会場では、文化功労者であられる大樋長左衛門先生とご一緒させていだだき、

大変勉強になるお話を聞かせていただきました.。゚+.(・∀・)゚+.゚

大樋先生は『眼の眼で作品を見る(心眼)』という事を教えて下さいました。

作品を見るときは『わぁ〜綺麗ね〜』だけでは外見だけ、その作品の奥に

何を見るかということだそうです。

う〜ん奥が深いですね〜(笑)

又、大樋先生の楽しいトークで盛り上がる場面もあり難しいお話ばかりではなく、

先生の意外な一面も垣間見ることが出来ました。

大樋先生、有難うございました。

今日は大変勉強になる半日でした☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚




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2007年05月20日

一年間のおさらい会

みなさん、今晩は〜。

今日は私が『熨斗紙にスラスラと字が書ける様に』と始めた

書道についてお話しさせていただきます。

日頃、筆を持つ機会がない私にとって、嫁ぎ先でまさかの書道

熨斗紙に名前を書かなければいけないなんて思いもよらず、

これはいかがなものかと、書道教室の門をたたいたのが始まりでした。

itimonn師匠はご近所の願正寺の住職 三藤観映先生です。

先生は国宝東大寺の仁王尊増像の修復で胎内経を担当され、

又最近ではNHK教育TVの趣味悠々ではじめての写経

ご出演されました。私にとっては、チョット自慢の先生です。

                    そして一年に一度おさらい会として行って

                    いる作品展が、今まさに真っ最中です。

itimonn3その先生が今年は還暦を迎えられるとあって、

作品展と併催し華甲記念展と題した個展を開催しています。

華甲とは還暦のことで、華の字を分解すると十の字が

6つと一の字から成り立っていることから六十一の意味があるそうで

                    還暦を華甲とも言うそうです。

                    お恥ずかしいのですが私の作品です(´∀`*)

itimonn4タイトルは華甲寿(かこうじゅ)

書体は篆書で寿の字を60個書きました。

コノ書ヲ以テ師ノ華甲ヲ祝ス・・・

会期は5月22日まで。

場所は七尾商工会議所2Fです。

私は22日には会場当番で一日います(^∀^)

よろしければお声をかけてください。

                    美味しいお茶とお菓子でおもてなしさせていただきます。



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